全日本空輸株式会社 様
利用者の7〜8割が英語スキルの向上を実感!
「1分」を有効活用できる、1人ひとりの働き方にフィットする学習ツール
全日本空輸株式会社様では人財育成施策の一環として「ANA人財大学」を設立、社員一人ひとりに等しく学びの場を提供しています。「ダイバーシティの観点を持ちながら活躍できる人財を育成したい」。そう考える同社が「社員個々の働き方にフィットした英語学習ツール」として導入しているのが、スタディサプリENGLISHです。人事部 ANA人財大学 研修・グローバルチームに所属する宮地様、香西様に、導入の経緯や学習の効果についてお話を伺いました。
「就業時間が不規則でまとまった時間が確保できない」を解決する学習方法を探していた
はじめに、貴社における英語スキルの位置づけについてお聞かせください。
- 宮地様:
- ANAは国内のみならず世界に就航都市があることから、グローバルにおけるコミュニケーション力が必要とされます。ダイバーシティの観点から、垣根を越えて分け隔てなくコミュニケーションを取るためにも、英語スキルは必須の要素です。
- また、当社では昇格の要件としても英語力が求められます。キャリアアップをするためには日々の業務での振る舞いはもちろん、TOEICで一定のスコアを満たすことが必要となります。
スタディサプリENGLISHの導入に至った経緯についてお聞かせください。
- 宮地様:
- ANAはフロントラインで働く社員が多く、シフト勤務など就業時間が不規則なため、英語学習のためにまとまった時間を確保することは困難な社員も多くいます。そこで、1分単位で学べる学習方法があれば、社員一人ひとりの働き方にフィットした学習が提供できるのではないかと考えていました。
- スタディサプリENGLISHはスマートフォンのような誰もが持っている端末で、アプリ1つでリスニング、リーディングなどの学習コンテンツが網羅できることを知り、興味を持ちました。
- それまでは、座学による英語の授業や、PCを使ったオンライン英会話といった双方向での英語学習を提供していたため、アプリという一方通行の教材でスキルアップできるのかといった懸念はありました。ですが、当社には「ANA’s Way」というANAグループ行動指針があり、その中で「努力と挑戦」を謳っています。こうした新しいことに挑戦する社風にも後押しされ、前向きに導入に至りました。
通勤時間や就寝前などスキマ時間を有効活用。「時間を忘れるほど集中できる」
社内でどのような方がスタディサプリENGLISHを利用できるのでしょうか。
- 宮地様:
- ANAグループ全職種、全社員を対象に、スタディサプリENGLISHを使いたいと希望された社員に対して提供しています。パイロット、客室乗務員、整備士のように航空機の運航にかかわる社員のみならず、IT関連職など非航空運送事業に携わっている社員、ふだん英語を使う社員もそうでない社員も、幅広く活用していますね。
実際にスタディサプリENGLISHを利用している香西様にお話を伺いたいと思います。香西様はご自身の英語スキルについて、どんな課題をお持ちでしたか?
- 香西様:
- 私は英語に対する苦手意識がありました。これまでも外部の英語対策講座や参考書を使った自己学習をしてきましたが、苦手な気持ちが先行してどれも長続きせず……。自分の中に、英語は一度にまとまった時間勉強しなければダメだという思い込みがあり、続ける意欲がわかなかったんです。
- しかし、キャリアアップのためにはTOEICのスコアを上げなければいけません。そこで部内の教育担当者に相談したところ、スタディサプリENGLISHを紹介されました。内容を見ると講座数がたくさんあって、数分の短い時間からでも勉強ができる。これならスキマ時間を有効活用できそうだと思い、早速利用を開始しました。
実際に、スタディサプリENGLISHをどのように活用していますか?
- 香西様:
- 私は1回に受講する講座数を決めて学習に臨んでいます。平日は通勤中や就寝前の時間など、スキマ時間が少しでもあればアプリを開くようにしていますし、休日は1時間以上時間を確保してじっくり向き合っています。
- 1つひとつの講座がわかりやすく丁寧に作られているので、英語に苦手意識を持つ私でも時間を忘れるほど集中できますね。間違ったところを復習できるので、1つの講座をしっかりと身につけたうえで次に進めます。自分のタイミングで気軽に学ぶことができるので、学習を続けられています。
TOEICのスコアが2カ月間で2倍に。「連続学習記録」が学習継続を後押ししてくれた
スタディサプリENGLISHを利用してみて、どんな効果を実感されていますか?
- 香西様:
- TOEICのスコアが約2カ月で2倍になりました。スタディサプリENGLISHを使い始めたのが2023年4月で、最初にTOEICを受験したのが同年9月。そこから1カ月で1.5倍、2か月後の11月には2倍までスコアが伸びたんです。それ以外にも、業務の中で英語を積極的に使いたいという意欲が向上しました。
学習を継続できたポイントはどこにあったのでしょうか。
- 香西様:
- 一番大きな要因は、「連続学習記録」の機能ですね。私はもともと理系で数字が大好きなので、連続学習記録や週次の学習時間のように結果が数字で可視化されることで学習意欲をかき立てられました。平日は思うように学習時間が確保できないこともあったのですが、連続学習記録は絶対に途絶えさせないように、数分でもアプリを開くようにしていましたね。
- 1つひとつの講座が丁寧につくり込まれている点も、楽しみながら学習を続けられた一因だと思っています。講師の方も魅力的で、「次の講座も学んでみたい」と思わせる構成になっていました。
- 英語に対する苦手意識は完全に払拭できたとは言えませんが、英語を学ぶ意欲は非常に高まりました。通勤中にリスニングをしたり、英単語を10個覚えたりと、進んで学んでいます。私と同じように英語への苦手意識を持っている人、基礎から学び直しをしたい、まとまった学習時間が取れないといった方にぜひ受講いただきたいと思います。
宮地様は人事部として、スタディサプリENGLISH導入の効果をどのように感じていますか?
- 宮地様:
- 今回スタディサプリENGLISHを利用した社員を対象にアンケートをしたところ、7〜8割の方が「気持ちに変化があった」「英語スキルの成長を感じた」と回答しています。
- 英語が苦手だった社員からは「短期間でTOEICのスコアがアップした」「英語学習を習慣化できた」といった声が聞かれましたし、英語学習の域を超えて持続力そのものを身につけられたと感じた方が多かったようです。当初感じていた「スマホアプリで英語が身につくのか」という懸念は払拭されましたね。
スタディサプリENGLISHを利用された従業員の皆さんからはどういった感想が届いていますか?
- 宮地様:
- 前述のアンケートでは、「時間に縛られず、個々人のライフスタイルに合わせた学習が手軽にできる」という回答がたくさん届いています。それを裏付けるように、30分未満、1時間未満という短時間で学習している人たちは6割にのぼりました。移動時間などのスキマ時間に活用したいというニーズにしっかりと応えられていると感じます。
スタディサプリENGLISHを浸透させ、より多くの社員に英語学習の機会を提供したい
今後貴社でのスタディサプリENGLISHの位置づけはどのようになっていくと考えていますか?
- 宮地様:
- ANAグループ全体では約4万人の社員がおり、現在スタディサプリENGLISHを活用しているのはそのうち500名超です。現在は、社内向けサイトでスタディサプリENGLISHを紹介していますが、今後は口コミで広げたり、より社員の目に留まるところに活用事例などを掲載して、その存在を周知していきたいですね。スタサプENGLISHの活用をより促進し、多くの方に英語学習の機会を提供できればと考えています。